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2025年最新のRTX5000番台とRadeon RX7000・9000番台のグラボを、自作er向けに用途別・価格帯別に徹底解説!
「そろそろグラボをアップグレードしたい」「RTX4000シリーズは枯渇してるし、次は何を買えばいい?」そんな疑問を持つ自作ユーザーのために、2025年時点で手に入る最新グラフィックボードを用途別に紹介します。最新のRTX5000番台やRadeon RX7000・RX9000番台から、エントリー〜ハイエンドまで11モデルを厳選。各モデルの特徴やおすすめの使い方を丁寧に解説し、用途に合ったグラボを見つけやすくしています。※記載している価格帯はあくまで2025年5月31日時点でのものになります。
グラボ選びで注視すべきポイント
- VRAM容量:最新ゲームでは8GB以上が推奨、重量級タイトルやクリエイティブ用途では16GB以上あると安心です。
- 冷却性能:3連ファンや大型ヒートシンクを備えたモデルは温度管理が安定しやすく、高負荷時も安心です。
- 補助電源の有無:省電力モデルは補助電源不要な場合もありますが、ミドル〜ハイエンドモデルは8pinや12VHPWRが必要なことが多いです。
- ボードサイズ:ケースとの干渉を防ぐため、奥行き・高さ・スロット幅の確認が必要です。
- 出力端子:HDMI・DisplayPortの本数やバージョンは、使用予定のモニター構成と合わせて確認しておきましょう。
まずはGPUブランドの違いを理解しよう
グラフィックボード選びで最初に悩むのが、「NVIDIAとRadeon(AMD)、どちらを選べばよいのか?」という点ではないでしょうか。両者には性能・価格・機能面で異なる強みがあり、用途に応じて選択が変わってきます。まずはこの2大ブランドの違いを簡潔に押さえておきましょう。
NVIDIA・Radeon(AMD)・Intel Arcの違いをざっくり把握
NVIDIA(GeForce RTX)は、AI処理やレイトレーシング、DLSSなどの最新技術に強く、対応タイトルも豊富。一方で価格はやや高めです。プロ向け用途や高精度な映像処理を求めるユーザーに人気があります。
Radeon(RXシリーズ)は、純粋な描画性能が高く、VRAM搭載量も多め。価格に対する性能(コスパ)が非常に良好で、フルHD〜WQHDでの安定したパフォーマンスが魅力です。コスパ重視のゲーマーや自作派に人気です。
Intel Arcは、Intelが新たに参入したGPUブランド。DirectX 12やレイトレーシングへの対応も進んでおり、クリエイター向けソフトとの親和性が高い点が特徴です。価格は比較的安価ながら、ドライバーの成熟度や安定性にやや不安があるため、中〜上級者向けです。
メーカー選びに迷ったらまずここをチェック!
グラフィックボードを選ぶ際、「どのチップ(RTXやRX)を選ぶか」と同じくらい重要なのが、製造メーカー(ブランド)選びです。同じGPUでも、メーカーごとに冷却性能・デザイン・保証内容などが大きく異なるため、初めての方は戸惑いやすいポイントでもあります。
以下に、2025年時点で主要なグラボメーカーの特徴と保証情報を表形式でまとめました。どのメーカーが自分のスタイルに合っているのか、事前に確認しておきましょう。
主要グラボメーカーの特徴一覧(2025年時点)
メーカー名 | 主な特徴 | 保証期間 |
---|---|---|
ASUS | 高品質・高価格帯。信頼性と静音性に優れ、ハイエンド向けが豊富。 | 1年 |
Gigabyte | 冷却性能に優れた3連ファンモデル中心。製品登録で最大4年保証。 | 2年(製品登録で4年) |
Sapphire | Radeonのみ。リファレンスモデルの入手性◎。冷却設計が優秀。 | 2年 |
Palit | NVIDIAのみ。価格重視で構成しやすく、シェアも高い。 | 1年 |
GALAX | Palit傘下。シンプルで硬派なデザインが特徴。OCモデルも展開。 | 1年 |
GAINWARD | Palit傘下。高冷却&大型モデルが多く、実用性重視。 | 1年 |
ASRock | 元ASUSの子会社。ミドル帯に強く、価格と性能のバランス良。 | 2年 |
MSI | 価格帯広め。丸みを帯びたデザインで扱いやすく冷却性も高い。 | 1年(製品によって2年) |
PowerColor | Radeonのみ。赤黒のデザインが特徴でOCモデルも多い。 | 2年 |
玄人志向 | Radeon・NVIDIA・Intel対応。価格重視の構成に◎。 | 1〜3年(モデルによる) |
ZOTAC | NVIDIAのみ。小型モデルやホワイト系のデザインも人気。 | 1年(延長あり) |
Inno3D | ZOTACの兄弟ブランド。コスパに優れ、STORM(BTO)に採用。 | 2〜3年 |
エントリー向けおすすめグラボ
① NVIDIA GeForce RTX 5060
2025年に登場したエントリーGPU。価格帯はおおよそ4〜6万円で、フルHDゲーミングを快適にこなせます。DLSS 4対応により、対応タイトルではミドル帯以上の滑らかな描画も可能です。エントリー帯ながら最新アーキテクチャによる省電力性能も光ります。
✅ おすすめポイント
- DLSS 4対応で高フレームレートを実現
- 消費電力とパフォーマンスのバランスが良い
- エントリー向けでも最新ゲームに対応
- 学生ゲーマーにとって理想的な価格帯
② NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti
RTX5060よりもCUDAコア数とVRAMが強化された上位モデル。価格は6~10万円前後と若干高くなりますが、そのぶんWQHD解像度でのゲーミングにも対応。軽めの動画編集もこなせる万能型です。RTX5060 Tiには8GBモデルと16GBモデルがあり、用途によって選択が分かれます。8GBモデルは一般的なゲーミング用途に十分対応しますが、16GBモデルは重量級タイトルや動画編集といったメモリ使用量の多い作業に強く、長期的な安定性や将来性を重視する方におすすめです。
✅ おすすめポイント
- WQHDも対応可能なパフォーマンス
- エントリー以上ミドル未満の絶妙な立ち位置
- VRAM容量が増えて安定性向上
- 軽量ゲーム配信にも最適
③ AMD Radeon RX 7600
このモデルは、価格帯こそ3.5〜4万円と手頃ながら、パフォーマンスは非常に優秀。特に、フルHD(1080p)解像度に最適化された設計がされており、多くの軽量〜中量級ゲームタイトルを高設定で快適にプレイできます。VRAMは8GB GDDR6を搭載しており、Apex LegendsやVALORANT、Fortniteといったeスポーツ系タイトルとの相性は抜群。消費電力も控えめで、450W〜550W程度の電源ユニットでも運用可能な点は、初めての自作ユーザーや省電力志向の人にとって大きな魅力です。
✅ おすすめポイント
- フルHD環境で高FPSを実現
- 価格重視派にとって理想的な選択肢
- 消費電力も控えめで扱いやすい
- 学生やサブPCにもおすすめ
ミドルクラスおすすめグラボ
④ AMD Radeon RX 7800 XT 16GB
RX 7800 XTは、約7〜9万円前後で手に入るミドル〜ハイミドルGPU。WQHD解像度でのゲーミングに最適化されており、最新AAAタイトルでも高設定で快適に動作します。VRAMは16GBと大容量で、動画編集やマルチモニター環境にも強いです。NVIDIA製品に比べてコスパが非常に高く、コストを抑えつつ高性能を狙うユーザーに最適です。
✅ おすすめポイント
- 16GBの大容量VRAMで安心
- WQHD〜4K入門にも対応
- 純粋な描画性能とコスパに優れる
- 重いクリエイティブ用途にも◎
⑤ NVIDIA GeForce RTX 5070
GeForce RTX 5070は、約9〜13万円という価格帯で登場し、WQHD(2560×1440)解像度をターゲットとした新たなミドル〜ハイレンジGPUとして注目を集めています。搭載されているVRAMは12GB で、AAA級タイトルの高画質テクスチャ読み込みにも余裕をもって対応可能。これにより、今後数年はスペック的な不足を感じにくく、長期運用にも向いています。WQHD〜4K環境で高品質なゲーム体験を求める中級〜上級ユーザーにとって、価格と性能のバランスに優れた1枚。ハイエンドモデル迫る性能を、よりリーズナブルに手に入れたい方には、RTX 5070は非常に有力な選択肢となるでしょう。
✅ おすすめポイント
- WQHDゲーミングにベストな選択
- DLSS 4で映像とフレームレートの両立
- レイトレ性能が大幅に向上
- 配信・録画にも強い
⑥ NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER
RTX5000番台より一世代前ながら、依然として強力なミドルハイGPU。価格は現在10~12万円台で推移しており、性能比で考えるとお買い得感があります。レイトレーシング性能やDLSSの恩恵が強く、4K入門にも対応可能。4000番台は在庫が枯渇しつつあるため、定価で見つけたら即購入を検討したいモデルです。
✅ おすすめポイント
- RTX5000番台にも負けない性能
- 価格が落ち着いていて狙い目
- DLSSによる高画質+高フレームレート
- ゲーム配信や編集にもバランス良し
⑦ AMD Radeon RX 9070
RX9000シリーズの中堅モデルで、価格は約12万円前後。VRAMは16GBと非常に多く、AI処理や大規模な動画プロジェクトにも耐えうる設計です。描画性能はRX7800 XTをやや上回り、WQHD〜4K用途でも安定しています。電源・ケースとの相性に注意しつつ、重めの作業をこなしたい中〜上級者におすすめです。
✅ おすすめポイント
- 16GBの大容量VRAM
- AI生成や高解像度編集にも強い
- WQHD〜4Kでも安定した性能
- クリエイター・ゲーマー兼用にも◎
ハイエンドおすすめグラボ
⑧ NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti
RTX5070 Tiは、ミドルハイの限界を超える実力派モデル。価格帯はおおよそ16〜20万円前後で、WQHDはもちろん、4Kゲーミングにも十分対応可能です。レイトレ性能が大きく進化し、リアルタイムでの高精度な映像描写が可能。高負荷な3Dレンダリングや映像制作などにも対応できる懐の深さが魅力です。
✅ おすすめポイント
- WQHD〜4Kゲーミングも快適
- DLSS 4+レイトレーシング性能◎
- AI処理・3DCG用途でも活躍
- ゲームとクリエイティブ作業を両立したい人向け
⑨ NVIDIA GeForce RTX 5080
RTX5080は、上級者〜プロ向けに位置する本格派ハイエンドGPU。価格は20〜30万円台と高額ながら、4Kゲーミング・配信・動画編集・AI処理といった全方位において抜群の性能を発揮します。DLSS 4、レイトレーシング、第5世代Tensorコアと、最新技術を詰め込んだ万能型。
✅ おすすめポイント
- 4K解像度で高設定プレイが可能
- AI処理・映像編集・VRにも強い
- RTX5000番台の中核を担うバランス設計
- 消費電力に注意が必要だが、それを補って余りある性能
⑩ NVIDIA GeForce RTX 5090
現行最上級のフラッグシップGPU。価格は40〜60万円に達することもあり、完全にプロフェッショナル用途または妥協なき最高性能を求めるゲーマー・クリエイター向け。4K 120fps以上、レイトレフル対応、AIリアルタイム生成など、限界性能を追求するすべての用途に対応します。価格も性能も他の追随を許さない、これぞフラッグシップといえる一枚です。
✅ おすすめポイント
- 文句なしのハイエンド最上位性能
- 冷却・電源・ケースの強化が必須
- 将来の高負荷環境にも長く対応
- あらゆる作業・用途で妥協したくない人へ
⑪ AMD Radeon RX 9070 XT
Radeonのハイエンドモデル。価格は14〜17万円帯で、RTX4080,RTX5070 Tiに匹敵する描画性能を持ちつつ、VRAMは16GBと大容量のコスパモンスター。4K環境での安定性はもちろん、8K編集やAI生成といったプロフェッショナル用途にも対応可能です。Radeon派なら「買い」の一枚です。
✅ おすすめポイント
- 16GB VRAMでハードな作業に対応
- 4K・8K映像編集やAI処理に強い
- RTX 準ハイエンドと競り合う描画性能
- Radeon派なら間違いない選択肢
グラボ単体より賢い?BTOという選択肢を徹底チェック
グラボ単体での購入や自作に不安がある方は、信頼できるBTOメーカーでの購入もおすすめです。特に以下の2社は、性能・価格・カスタマイズ性のバランスが非常に優れており、多くの自作erからも支持を集めています。
▶ FRONTIER(フロンティア)
ヤマダ電機グループのBTOブランドとして展開されており、安心感と価格の両立が魅力。高性能モデルの割引キャンペーンが頻繁に開催されており、パーツ単体で揃えるより安くなるケースも多数。とくにRTX5000番台やRX9000番台を搭載したモデルも手頃に購入できるチャンスがあります。コスパ重視のユーザーに最適です。

▶ STORM(ストーム)
組立済みながら中身はほぼ自作PC同等の自由度を実現。パーツ構成のこだわりが反映されており、冷却性能や電源などのバランスも抜群。とにかく見た目がかっこいい!という声も多く、デザイン重視のユーザーにもおすすめです。一度はサイトをのぞいてみてほしいクオリティの高さです。

まとめ|自分に合ったグラボを選べば快適なPCライフが待っている!

本記事では、2025年最新のRTX5000番台およびRadeon RX7000・9000番台のグラフィックボードを、用途・価格帯別に徹底解説しました。ゲーミング、動画編集、AI処理など、用途に応じて最適なモデルは異なりますが、この記事を参考にすることで自分にぴったりの一枚が見つかるはずです。
あなたのPCライフが、より快適で楽しいものになることを願っています。