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はじめに
LGのウルトラワイドゲーミングモニター「39GX90SA-W」を購入して、実際に1か月使ってみました。

この記事では、モニター選びで悩んでいる方に向けて、
- 使い心地
- メリット/デメリット
- 作業とゲーム両方でのリアルな使用感
- LGとDellで迷っている方への比較と選び方
を本音でレビューしていきます。
40インチ前後のウルトラワイドモニターは、作業効率と没入感を両立できる選択肢として人気が高まっており、中でも「LG 39GX90SA-W」と「Dell U4025QW」は、スペックや価格帯が似ていることから比較検討の候補になりやすいモデルです。この記事では、私自身が両方を使った体験をもとに、それぞれの特徴と実際の使用感を紹介していきます。
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LG 39GX90SA-WとDell U4025QWの基本スペック比較
項目 | LG 39GX90SA-W | Dell U4025QW |
---|---|---|
サイズ | 39.7インチ ウルトラワイド湾曲 | 40インチ ウルトラワイド湾曲 |
解像度 | 3440×1440 | 5120×2160(5K2K) |
パネルタイプ | OLED | IPS |
リフレッシュレート | 最大240Hz | 最大120Hz |
応答速度 | 0.03ms (GtG) | 5ms (GtG) |
HDR対応 | HDR10対応 | DisplayHDR 600 |
映像端子 | HDMI 2.1, DisplayPort, USBハブ | Thunderbolt 4, HDMI, DisplayPort |
特長 | 湾曲OLED・240Hz・没入感特化 | 高解像度・作業効率・接続性重視 |
もともとはDellのU4025QWを使っていました。高解像度で文字も細部まではっきり見え、Thunderbolt 4対応でケーブル1本の接続ができるなど、非常に使い勝手がよく、特に仕事やマルチタスク用途ではかなり満足していました。
しかし、近年は仕事だけでなく、ゲームや動画鑑賞といった娯楽の比重が大きくなり、より没入感のある映像体験や滑らかな動きが求められるようになってきました。U4025QWは素晴らしい作業モニターではあるものの、リフレッシュレートは最大120Hzであり、ゲームにはやや物足りなさを感じるようになっていました。
また、OLED特有の黒の締まりや応答速度の速さが気になっていたこと、そしてゲーミング性能の高いモニターを探していたところに登場したのが、LG 39GX90SA-Wでした。
このモデルはOLEDパネル搭載で最大240Hz、応答速度0.03msと、まさに自分が求めていた“映像美とスピード”を兼ね備えた仕様。作業効率を保ちつつ、ゲームでも本気を出せる──そんな理想に限りなく近いモニターだと感じて、思い切って乗り換えることに決めました。
開封・設置の印象
まず箱がとにかく大きい。重量もそこそこあるため、1人で設置するのは少し大変です。付属のスタンドは金属製で安定感があり、組み立てはシンプル。
設置後の第一印象としては、同じ40インチクラスのモニターからの乗り換えだったこともあり、サイズ感に驚きはありませんでしたが、デザイン面のすっきり感が印象的でした。LG 39GX90SA-Wはベゼルが非常に細く、ロゴなどの装飾が前面に一切ないため、画面そのものに集中できるのが好印象です。設置した瞬間からデスクがスマートになり、画面が浮いて見えるような一体感がありました。
また、このモデルの湾曲率800Rは市販モニターの中でもかなり強めで、最初は「めっちゃ曲がってるな!」と感じましたが、使い慣れると視界にすっぽり収まる感覚が心地よく、今ではフラットモニターのほうに違和感を覚えるほどです。視線の移動が少なくて済むため、動画視聴やゲームプレイ、文章の読解でも疲れにくく、想像以上に快適です。
ちなみに、私はこのモニターをエルゴトロンのモニターアームで設置しました。VESAマウントにしっかり対応しており、アームの耐荷重も問題なく、安定して使用できています。高さ調整や角度変更も自在で、デスク周りの柔軟性が一気にアップしました。
LG 39GX90SA-Wでの作業の快適さ
実際に1か月間、ブログ執筆・動画編集・画像加工・リサーチなど、多様な作業に使用してみて、その実力を余すところなく体感できました。
モニターのサイズはDELLのモニターと同じこともあり、やはり40インチのウルトラワイド、とても使い勝手が良いですね。
- 3〜4画面を横並びにしても圧迫感がない
- マルチタスクがはかどるので集中力が途切れにくい
- テキスト編集やコード記述もスクロール回数が激減
何より感動したのは、長時間の使用でも目が疲れにくいこと。これは、OLEDの発色の良さだけでなく、HDR対応やフリッカーフリー技術、ブルーライト軽減機能がしっかりしている点も大きいと感じました。まさに「作業空間が広がる」モニターという表現がぴったりです。

映像コンテンツでの使用感
次に、YouTube・Netflixといった映像コンテンツの視聴体験についてです。LG 39GX90SA-Wは、有機EL(OLED)パネルを搭載しており、特に暗所描写において群を抜いた性能を発揮します。
従来の液晶では不可能だった“真の黒”を実現することで、明暗のコントラストが際立ち、まるでコンテンツの中に入り込んだような没入感を得られます。色のグラデーションや立体感も豊かで、映像制作に携わっている人にとっても信頼できる表示精度を実感できるでしょう。
さらに特筆すべきは、LG独自の「webOS」を搭載していること。PCを起動しなくても、付属のリモコンだけでYouTube、Netflix、Amazon Prime Videoといった主要動画配信サービスを起動・視聴可能です。スマートテレビとしても優秀で、ちょっとした休憩時や作業後のリラックスタイムにもピッタリ。テレビの買い替えを検討している人にも、二役こなすこの一台は魅力的です。
ゲームでの使用感
ゲーム用途においても、LG 39GX90SA-Wはハイスペックを誇ります。リフレッシュレートは最大240Hz、応答速度はわずか0.03ms という数値で、FPSやレースゲームといった瞬間判断が求められるジャンルでこそその真価を発揮します。
実際にAPEX LegendsやCall of Duty、グランツーリスモなどで試してみたところ、以下のようなメリットを体感しました:
- 視点移動の高速化による残像の消失:視点を素早く振っても画像がブレず、敵の視認性が非常に高い。
- 圧倒的なレスポンスの速さ:入力遅延が体感レベルで少なく、反応速度が求められる対戦環境でも快適。
- ウルトラワイドの視野の広さ:敵の視認性が向上するだけでなく、画面端の情報にも気付きやすくなるため、競技性の高いゲームでは明確なアドバンテージとなります。
加えて、NVIDIA G-SYNC Compatible / AMD FreeSync Premium Proの両対応により、ティアリングやスタッターの抑制にも優れ、PS5・PCいずれでも最適な表示が可能。まさに“次世代ゲーミング体験”を実現するモニターと言えるでしょう。
今後の活用イメージ
LG 39GX90SA-Wは、単なる“ウルトラワイドモニター”という枠を超えた、高精細・高応答・多機能を兼ね備えた万能ディスプレイです。
- 作業用として:生産性を飛躍的に高める広い表示領域と目の疲れにくさ
- 映像視聴用として:OLEDならではの没入感と便利なwebOS搭載
- ゲーミング用途として:240Hz&0.03msによる圧巻の表示性能
価格帯としてはハイエンドモデルに位置しますが、“1台で全部済ませたい”ユーザーには間違いなくベストバイ。デスク環境をアップグレードしたい方、作業効率を本気で高めたい方にとって、投資する価値は十分にある一台です。
LG 39GX90SA-Wのメリット・デメリットまとめ
メリット
- OLEDならではの応答速度(0.03ms)と滑らかな映像
- 240Hz対応でゲーミング性能が非常に高い
- HDR10対応で深みのある黒が表現でき、暗所での視聴に特に強い
- webOS搭載でリモコン操作だけでYouTubeやNetflixが視聴可能
- 反射の少ないグレアパネル
- 極細ベゼル&ロゴレスデザインでデスクがすっきり見える
デメリット
- OLED特有の焼き付きリスク(ただし現行パネルは対策済み)
- 斜めからの色ズレが若干あり、精密な色作業には不向き
- 設置にある程度のスペースと重量対応が必要
Dell U4025QWのメリット・デメリットまとめ
メリット
- 5120×2160の5K2K解像度で文字やUIが極めて精細
- DisplayHDR 600対応でHDRのピーク輝度が高く、明るい環境でも見やすい映像
- 出荷時キャリブレーション済みで色再現性が高い
- Thunderbolt 4に対応し、ケーブル1本で映像・電源・データ通信が可能
- ビジネス向け機能(KVM、マルチ入力、ネットワーク管理)が充実
デメリット
- IPSパネルのため、黒が浮いて見える(完全な黒ではない)
- 応答速度が5msと、ゲーミングにはやや不向き
- 映像のインパクトや没入感ではOLEDに劣る
こうして整理すると、やはり「作業効率」や「接続性」ではDell、「没入感」や「リアルタイム性」ではLGに軍配が上がるという印象です。
おすすめの選び方とまとめ
ここまでLG 39GX90SA-WとDell U4025QWの両モデルについて、スペックから実際の使用感まで幅広く比較してきました。どちらも優れたモニターであることは間違いありませんが、用途によって向き不向きが明確に分かれます。
こんな人にはLG 39GX90SA-Wがおすすめ
- ゲームや映画など、映像の没入感を重視したい
- 高速なリフレッシュレート・応答速度を求める
- OLEDの深い黒や色の鮮やかさに惹かれる
- リモコン操作でYouTubeやNetflixなどを気軽に見たい
こんな人にはDell U4025QWがおすすめ
- 5Kクラスの高解像度で文字やUIを精細に表示したい
- USB-Cでの給電・映像出力・データ転送を一本化したい
- ビジネスやクリエイティブ用途で正確な色再現を求める
- 複数デバイスをスマートに切り替えたい(KVMなど)
まとめ
私自身は、より高いゲーム性能と映像体験を求めてLG 39GX90SA-Wを選びました。OLED特有の深みのある黒や、240Hzの滑らかな描画、さらにはwebOSによる単体での動画視聴機能など、毎日使う中で“選んでよかった”と感じるポイントがいくつもあります。
一方で、Dell U4025QWも作業効率や機能性の面で非常に優秀なモニターです。どちらを選ぶかは、あなたが何を重視したいかによって決まるはずです。この記事が少しでも参考になれば幸いです!
よくある質問(FAQ)
Q. OLEDの焼き付きは心配ですか?
A. 通常の使い方ではほとんど問題ありません。メーカー側も自動補正機能などで対策を講じており、UIなどを長時間表示しないようにすれば、実際の使用ではほとんど気にならないレベルです。
Q. 39インチって大きすぎませんか?
A. 横に広いですが、湾曲によって視線移動が自然になり、かえって目が疲れにくくなります。マルチタスクや映像鑑賞にも最適です。
Q. 39インチでWQHDだと画質の粗さは気になりますか?
A. 5K2K解像度のDellと比べると、3440×1440解像度はピクセル密度の点で劣ります。ただし、実際に使用していて「粗い」と感じることはほとんどなく、映像も文字も十分に綺麗に表示されます。特に映像重視の用途やゲームプレイでは、解像度以上にOLED特有の発色や応答性の良さが印象に残るため、WQHDでも十分に満足できる画質だと感じています。
Q. LGの上位モデルに5K2Kモデルがあるけど、なぜこちらを選んだの?
A. 私が使っているグラフィックボード(RTX 4070 Ti SUPER)、よく遊ぶゲームでは、5K2K解像度で高リフレッシュレートを安定して出すのは厳しいと判断しました。結果として、WQHD+240Hzのバランスが良く、ゲーミングにも快適に使えるこのモデルを選びました。
Q. webOSの使い勝手はどうですか?
A. リモコン操作でYouTubeやNetflixがすぐ見られるのは非常に便利です。まるでテレビ感覚で使えます。
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あとがき
最後までお読みいただきありがとうございます!この記事は、自分が本気でモニター選びに悩んだ末の体験をもとにまとめました。もし同じように迷っている方がいれば、少しでも参考になれば嬉しいです。
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